墓地の選びかた       


寂光土とか仏国土という言葉がありますが、これは地獄や畜生の世界があるように仏の世界があるとして、死後成仏すると常に寂光に満ちた仏の世界に蘇生するというものです。
 
墓地は寂光土でありたいのです。
だから、南または西に面した明るい場所がいいわけです。
 
しかし、どんな墓地でもこの条件を満たすというわけにはいきませんから、水はけがよくて清浄な場所ならばそれにかなうとしなければなりません。
 
また、仏を供養しその精進によって死者の成仏を願うわけですから、常に経が読誦されている寺墓地はこれに叶っています。
 
以上の二つが大切なことですが、現実的な問題として、交通の便がよいところで余り遠距離でないこと、造成が完全なところ等が墓地を選ぶ時のポイントです。
 
墓地の大小はあまりこだわる必要はありませんが、5平方メートルが基準になると思います。階段をつけて墓石の前に人一人が立つことのできる面積です。 
 
これも地方によって墓地全体の造り方が違いますから、一律に5uがよいとは言えない場合があります。つまり、外柵(結界石、玉垣)を設ける場合とそうでない場合があるからですが、時代の流れとしては外柵を設けることが多くなっていますから、一応5平方メートルを基準的な大きさということにしましょう。
 
ただ経済的にゆるされる場合は、将来墓誌(法名碑)を増設したり地蔵尊を祀ったりすることが出てきま
すから、やや大きめにゆとリをもっておけばなおいいと思います。